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2008年9月23日 (火)

演奏会後記

  さて、先日の演奏会について、思いついたことを書いていきます。

 演奏会の出来ですが、「良い出来ではなかったか」と思います。

 シベリウスは、交響曲・協奏曲どちらも難しく、なかなか仕上がりませんでしたが、うまく追い込みの上昇気流に乗れた感じでした。音の響きがカザルスホールの特性にマッチして、豊かな音響空間を作れたのが良かったのでしょう。

 練習中は、「高音や低音が響きすぎる」感じがあり、最弱音がうまくホール内に残らないのでは、と心配していましたが、本番はそうでもなかったようです。お客さんが入ると、感じが違ってくる、ということでしょうか。

 湯浅さんの曲ですが、最後までパートの配置換えがあったり、音の訂正があったり、...本番で「完成した」という感じでした。曲の完成に至るまでのプロセスを追っていける、というのも楽しいものです。「本当に完成するのだろうか」と心配もしましたが。

 今回の曲については、パートごとの合わせ、掛け合いなども複雑で、相当考えて弾かないと「音楽になってくれない」ものでした。

 私自身、これだけ苦痛を感じた演奏会はありませんでした。技術的に難しいこともさることながら、弾いている途中でも、「これはどうしたら良いか」「この音で本当に良いのか」ということが絶えず頭をもたげ、身を削られるような気分になりました。練習中でも苦しくなって、途中で早退したこともあったくらいです。ソロのない曲で、こうしたことは初めてのことです。私自身「弾く気力が落ちていた」、というのもありますが。

 演奏会が終わった後も、「終わった」という解放感と、何かそれだけでは済まない「重たいもの」を感じてしまいました。まだ自分の中でも整理がついていません。

 率直のところ、「次の演奏会は?」等、この後のことは考えていません。考えられる状況にありません。まずはお休みします。

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