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2009年8月30日 (日)

ヴィラ=ロボス没後50年記念 《ブラジル風バッハ》全曲演奏会

 千葉近辺では、台風の影響か、風雨が強くなってきました。選挙も気になりますが、明日の天気も気になります。

 それはさておき、表題に移ります。とはいえ、8日前のことになりますが。

 この演奏会を知ったのは、知り合いの作曲家、近藤浩平さんからの薦めによるものでした。http://www.operacity.jp/concert/2009/090822/ 

 知ったのは演奏会前日の夜(!)、すぐに予定を確認してみたら、偶然にも予定が空いていたので、「この際、ブラジル風バッハを全曲聴いてみるのも悪くはないだろう」と思い、急いでチケットを入手、新宿・初台の東京オペラシティへと駆けつけたのでした。

 演奏会はほぼ満席、中々の盛況でした。ヴィラ・ロボスくらいの知名度であれば、人は集まってくるということでしょう。私が座ったのは、2階席のバルコニーでステージの上手側直近、演奏者や指揮者の様子が良く見えるうえに、奏者の音が残響と共にダイレクトに聞こえてきて、楽しかったです。 

 演奏は、どれも良い意味でのパッションが感じられて良かったと思います。特に、最後の第5番は、最後を締めくくる素晴らしい出来でした。午後2時から午後7時まで、休憩時間(合計1時間)を含めて延々5時間の演奏会でしたが、飽きることはなく、充実していました。

 それにしても、このブラジル風バッハは、楽器構成が多彩ですね....ピアノソロあり、チェロの8重奏(!)あり(ヴィラ・ロボスは、チェロが好きだったそうです)、無伴奏合唱あり、フルオケあり、聴いていて面白いです。ヴィラ・ロボスは豪放磊落な性格だったと言いますが、確かに変に湿っぽいところがなく、南米の良い意味での明るさとメランコリックさを感じさせる、後味の良い曲揃いです。

 休憩時間にロビーで演奏されたギターソロは、周りが騒々しかったこともあり、ギターの音がかき消されてしまったのは惜しかったです。(私も昔同じことをやったことがありますが)ロビーなどでの演奏は、周囲の音が思った以上に大きいため、難しいです。

 そういえば、没後50周年ということで、今年で著作権が切れるということになります。おそらく、今後ヴィラ・ロボスのCDなどが沢山世に出てくるのではないか、と考えられます。近藤さんは、「そんなに著作権料を払いたくないんでしょうか」と話していましたが(作曲家の立場とすれば無理もないところです)。

  なお、当日の演奏会の様子は、NHK-FM「サンデークラシックワイド」、10月25日(日)14:00~18:00で放送されるそうですので、気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

追伸(9/4):朝日新聞の夕刊に、長木誠司さんによるこの演奏会のレビューが掲載されていました。結構賞賛していたようです。

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