« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月30日 (土)

オルガンを作る?!

 台風14号が迫る10月30日、ミューザ川崎でこんなイベントがありました。

http://www.kawasaki-sym-hall.jp/calendar/detail.php?id=2850cf48a3cd47a515b570338af83c62

 そこで出てきたのは、パイプオルガンのパイプ作成キット(!)。紙工作で、パイプオルガンのパイプを作ろうというのです。これらをはさみやカッターで切り、両面テープや紙テープで貼り付けして、パイプを作っていきます。

Dscn1087

 そして組み上がったのが下の写真です。

 上が短い閉管、下が長い閉管※です。結構良い音がします。管の中程にある2枚の板は、ひげと呼ばれるもので、これをつけることで音が鳴りやすくなります。ひげの形状で、音の高低が変わります。

 ※閉管は、下の長い管を見ればわかりますが、管の片方が閉じている管です

 なお、空気が漏れたり、紙の厚みが薄かったり、仕切り板(写真では見にくいですが、パイプの途中が空いているあたりにあります)の隙間が1.5mmを超えると音が出なくなります。結構デリケートな楽器です。

 Dscn1089

 実際のパイプオルガンのパイプは、錫(すず)や鉛、木、ガラスなどで出来ています(なお、紙のパイプによるものもイタリアにあるそうです)。講師の高エネルギー加速器研究機構の三橋先生によりますと、音色自体は、材質による差はほとんどないそうで、銅で作っても、鉛で作っても、木等で作っても大差ないそうです。要は構造の問題、ということのようです。

 左下の写真は、上が錫と鉛によるパイプ(実質、はんだの材料でパイプを作っているようなものです)、下が木によるパイプです。

 右下の写真は、ポジティフオルガン内のパイプです。ここで見えているのは全て木のパイプです。

Dscn1088 Dscn1094

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月24日 (日)

2010.10.23 ミューザ川崎

 昨日昼の演奏会は、ミューザ川崎のオルガンコンサートでした。http://www.kawasaki-sym-hall.jp/calendar/detail.php?id=d2ff3f18d33bad1dc3de91c3f024f48d

 演奏者は、エルウァン・ル=プラド。フランスの若手オルガニストです。数々のコンクールで優秀賞を受賞するなど、プロフィールを見ると「実力派」のようです。

 曲目ですが、前半はバッハなどバロック音楽、後半はヴィドールやフローレンツらの近現代曲と、「俳句」に基づく即興演奏からなるものでした。

 演奏ですが、良い意味での「力強さ」が印象に残りました。特に後半最初のヴィドールのオルガン交響曲第6番(こんな曲です:http://www.youtube.com/watch?v=UwCqrrN2zYg&feature=related)の冒頭など、「この音しかない」という感じの分厚い、力のある音がホール全体に響き渡っていました。音の力強さばかりではなく、曲の構成の緻密さや、微細な表現など(特に音色)も考え抜かれており、「良い演奏を聴いた」と思いました。

 「俳句」に基づく即興演奏ですが、どちらかと言えば、それぞれ(春の句)などと銘打った「春夏秋冬」をテーマにした演奏のように見えました。ちなみに基になった俳句は、いずれも有名な松尾芭蕉のものです。

 「古池や 蛙飛びこむ 水の音」(春の句)「夏草や 兵どもが 夢の跡」(夏の句)「かれ枝に 烏のとまりけり 秋の暮」(秋の句)「旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る」(冬の句)

 惜しむらくは、お客さんがあまり多くはなかったことです(2000人入るホールに300人くらい?)。オルガン曲及び奏者の知名度などからすれば、難しいところでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.10.23 門仲天井ホール

Dscn0899  Dscn0909

 昨日は、昼・夜とコンサートのはしごとなりまし た。

 時系列的に逆ですが、昨夜の分から書くこととします。

 夜は、門仲天井ホールで、後藤國彦さんのピアノ演奏、川村龍俊さんの朗読による、「ピアノの朗読+詩の演奏 poetry recital / music reading 目から耳へ」を鑑賞しました。

 門仲天井ホールは、東京メトロ門前仲町駅からほど近い、ビルの最上階(8階)にある小さなホールです。雑居ビルの中にあるといった風で、ちょっと普通の演奏会とは違う、といった雰囲気です。他の演奏会のプログラムを見ても、中々個性的です。http://www5f.biglobe.ne.jp/~monten/schedule.html

 さて、演奏の方に戻りますが、ジャンケンで勝った後藤さんが1曲演奏しては、川村さんが1編朗読するスタイルで、作品名は互いにも、客席にも事前には伝えられていません。

  ピアノの方は、故黛敏郎作曲の「かぐや姫」から「金の枝の踊り」、松平頼則作曲の「ピアノのための子守歌」など、8名の日本人作曲家による現代曲でした。対する朗読は、小野十三郎、千家元麿、池井昌樹、支倉隆子ら8名の日本人による現代詩でした。

 正直の所、不思議な感じがしました。音楽と朗読、それ自体偶然性が高く、関連性を見いだしたり、読み解いたりするのは難しいですが、それが「現代に生きる我々」への鏡になっているように見えます。100人いれば100とおりの見方、解釈があるのでしょう。

 あと、詩の持つ魅力を改めて感じました。作者も作品名もわからないままに聞いたわけですが、「次はどんな言葉が来るのか」といった想像をかきたてられ、刺激的でした。現代詩の世界は全く知らないのですが、奥が深そうです。今回のことをきっかけに小野十三郎さんのことを調べ始めましたが、それだけでもわくわくしてきます。 

 アンコールでは、中島みゆき作曲の「悪女」、山口百恵の歌唱でヒットした谷村新司作曲の「いい日旅立ち」も演奏されました。現代ピアノ曲の後だと、ちょっと浮いた感じがします。

 上の写真は、左が門仲天井ホールからの夜景、右がホールの内部です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月17日 (日)

2010.10.10 富山県城端

 実は1年半程前に行ったところでしたが、ロクに観光もしなかったということで、再びやって来ました。

P1150014  P1150028

 アニメ「true tears」。制作会社P.A.WORKS&舞台が城端であることから、城端むぎや祭のポスターなどにも使われています。今でも城端駅には思い出ノートなどが置いてありました(左の写真)。制作会社が同じ「Angel Beats!」の書き込みなどもありました。

P1150032

 城端曳山会館。 http://www.johana-toyama.jp/ 

 城端曳山祭は、毎年5月初旬に行われる祭りで、精緻な彫りと塗りが施され、御神像を乗せた山車が町内を練り歩きます。佐原などの祭りに近いものがあるかも知れません。

P1150041

 城端曳山会館裏手。城端町の豪商の土蔵群を利用した城端町史館となっています。

P1150037

 城端別院善徳寺。城端は、この寺の門前町として発展してきました。

P1150050 P1150051

P1150029 P1150026

 小京都と呼ばれるだけのことはあり、古い町並みが良く残っていました。 

 白壁に黒い木の柱など、古い町に共通の意匠です。

 電線がなくなると、よりすっきりするかも知れません。

 天気が安定しなかったので、長い時間歩くことは出来ませんでしたが、十分楽しむことが出来ました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月11日 (月)

2010.10.9 京葉車両センターフェア

 地元を走っているJR京葉線は、今年で全線開業20周年を迎えましたが、それにちなんで先日はこんなイベントがありました。

  http://www.jrchiba.jp/event/index.html

 電車区の公開自体はそれ程珍しいものではありませんが、この京葉車輌センターの公開は初ではなかったか?と思われます

P1140640

 小雨が降っていましたが、子供連れが多く結構賑わっていました。

P1140663

 車庫の中では、自動ドアの構造を展示していました。その他、冷房やモーターの展示などもありました。

P1140669

 運転台のシミュレーション。時間がなくて出来ませんでしたが、やってみたかったです。

 103系と、205系とがありました。

P1140679 P1140680

 113系による「快速 白い砂」。湘南色で運転されていたことはなかった....はずですが(1980年代に、房総地区で湘南色の113系が走っていたことがあったので、そのときにはあったかも)

P1140698

 イベント会場には、現在京葉線で活躍する全種類車両を並べて展示、電気機関車(EF81、EF65)に「はくつる」「ゆうづる」といった往年のブルートレインのヘッドマークを取り付けて展示していました。この写真では、左から順にEF81、E233系、E209系、205系、201系、E331系(切れていますが)の順です。

P1140725 P1140731

 一番人気があったのは、このE331系です。1編成しかないため、ここでしか見られません。ヘッドマークに ONLY HOLIDAY と書いているのがちょっと笑えます(この車輌の運用は休日のみのため)。7両の連接編成×2という特殊な車輌のため、今後増備されることはあるんでしょうか。

P1140780

 鉄道模型の展示もありました。Nゲージの走行には、人がたくさん集まっていました。

P1140805

 そういえば、こんなキャラが京葉線にいました。絵柄のとおり高橋留美子によるものですが、1990年の開業の他はあまり見かけなかったような....版権の関係もあったようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 3日 (日)

2010.10.1 季節はずれの彼岸花

 季節はずれとは言い過ぎかも知れませんが、彼岸花(ひがんばな)は、普通10月には花を見ることは出来ません(既に咲き終えてなくなっています)。

 私の知る限り、最も遅い開花です。この夏の異常な暑さゆえでしょうけど。

Image046

 携帯の写メでも、結構きれいに撮れます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

これからの「正義」の話をしよう

 この本http://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E3%80%8C%E6%AD%A3%E7%BE%A9%E3%80%8D%E3%81%AE%E8%A9%B1%E3%82%92%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86%E2%80%95%E2%80%95%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E5%BB%B6%E3%81%B3%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB/dp/4152091312/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1286101911&sr=1-1 はあまりに有名なので、今更ここで取り上げる必要もないかもしれませんが、やはり気になる本であったため、取り上げることとしました。

 私もNHK教育の番組を見て、「(この本の筆者である)マイケル・サンデル教授の講義は面白い」と思った口であり、それならば、ということで買ってみたわけです。

 少し読むのに時間はかかりましたが、哲学書としてはわかりやすい本といえます(メルロ・ポンティなどの哲学論に比べれば、遙かにわかりやすいです)。高校時代の倫理社会の授業を思い出しました。ある意味でこちらの方が内容は深いですが、改めて「これはこうだったか」と思い返す部分があったのも事実です。

 幸福論や自由論、美徳、...正義を行うにはどうしたらよいのか。

・1人を殺せば5人が助かる状況にあれば、あなたはその1人を殺すべきか? 

・金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正か? 

・前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるか?

 古今東西の哲学者の意見、ベンサム、ミルら功利主義の立場、自由至上主義からの考え方、動機を重要視するカントの考え方(カントの「自由」の考え方は厳しくて興味深い)、ロールズの正議論など....様々な考え方が提示されていきます。

 改めて、哲学とは特別な人間だけの問題ではない、ということを認識したのです。

 そういえば、本日NHK教育で、サンデル教授の東京大学における講義が放映されていました。白熱する議論の様子を見ると、私もこんな講義に出席してみたかった....と思いました。来週の日曜も続きが放映されるそうなので、楽しみです。  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »