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2011年2月 6日 (日)

2011.2.5  シューマン唯一のオペラ「ゲノフェーファ」

 とあるきっかけがあって、シューマンの珍しいオペラ「ゲノフェーファ」を、昨日、新国立劇場中劇場で見ることとなりました。http://www.chamber-opera.jp/cgi-bin/newest.cgi?page=shownewestdata&id=64

 1260人程入るホールに、9割程度の入りでした。何しろ知名度の低いオペラ(日本での公演はごくわずか、初演に近いといって良い状況です)なので、無理はないところです。

 見た感想ですが、「確かに、作曲された当時は受けなかったのかな....」という気がしました。一応勧善懲悪型で恋愛もののストーリーなのですが、善側のゲノフェーファやジークフリートも完全善ではありませんし(旧い体制側、ととらえることもできます)、悪側のゴーロやマルガレータにしても辛い過去を背負っていたり、罪を犯すときの逡巡する様子(ドストエフスキーの「罪と罰」、を思い起こさせるところがあります)など、完全に悪役と言うには....という感じがしました。むしろ現代の方が、この「心理劇」は受けるのではないかと思われます。そういう意味では、この作品は世に出るのが早すぎたのかも知れません。

 序曲をはじめ、音楽は中々良かったです(最初のうちはオケのノリが悪かった風にも見えましたが)。流石にシューマンらしく、内面性を重んじた音楽はオペラの内容に合っていました。観客の反応も良く、このオペラに満足していた様子が窺えました。

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